海外の取引先や外国籍の同僚と英語で会議をすることになり、「何をどう言えばいいのか分からない」「失礼な言い方をしていないか不安」と感じている方は多いのではないでしょうか。英語の会議は、流暢に話せるかどうかよりも、よくある場面で決まった表現を出せるかどうかで、参加のしやすさが大きく変わります。
この記事では、仕事で英語を使い始めた方や、これから使う予定の社会人の方に向けて、英語の会議の進め方と、場面ごとに使えるフレーズを日本語訳つきで紹介します。あわせて、丁寧さの度合いの違いや、日本人がやりがちな「失礼に聞こえる言い方」とその言い換えも説明します。
結論からいうと、最初から全部を覚えようとせず、自分の会議でよく出る場面のフレーズを数個に絞り、声に出して使える状態にすることが近道です。覚えたフレーズを実際の会議や商談に近い形で練習したい方向けに、ビジネス英語のコースがあるオンライン英会話も最後に紹介します。
この記事の要点
- 英語の会議は「挨拶→目的とアジェンダ→議題ごとの話し合い→まとめと次のアクション」の流れで進むことが多い
- 意見・賛成・反対・聞き返しなど、場面ごとに定番のフレーズを数個ずつ持っておくと安心
- 依頼は Can you → Could you → Would you mind → I was wondering if の順に丁寧になる
- 「please をつけた命令形」や「Do you understand?」などは、きつく聞こえることがあるので言い換える
- 本番で使えるようにするには、音読と、相手のいるロールプレイ練習を組み合わせるのが効果的
英語の会議の進め方と、始め方・進行のフレーズ
英語の会議の流れは、会社や会議の種類によって違いますが、おおまかには次のような順番で進むことが多いです。流れが頭に入っていると、「次はこういう話になる」と予想しながら聞けるので、聞き取りの負担も減ります。
- 挨拶と軽い雑談(全員がそろうまでのつなぎ)
- 会議の目的とアジェンダ(議題)の確認
- 議題ごとの報告・話し合い
- 決まったことのまとめと、次のアクション(誰が・いつまでに・何をするか)の確認
- お礼と締めの挨拶
会議を始めるときのフレーズ
| 英語 | 日本語訳 |
|---|---|
| Thank you all for joining today. | 本日はお集まりいただきありがとうございます。 |
| Shall we get started? | そろそろ始めましょうか。 |
| The purpose of today’s meeting is to discuss the new schedule. | 今日の会議の目的は、新しいスケジュールについて話し合うことです。 |
| We have three items on the agenda today. | 今日の議題は3つあります。 |
議題を進める・時間を管理するときのフレーズ
| 英語 | 日本語訳 |
|---|---|
| Let’s move on to the next item. | 次の議題に移りましょう。 |
| Let’s get back to the main topic. | 本題に戻りましょう。 |
| We have about ten minutes left. | 残り10分ほどです。 |
| Could we discuss this in a separate meeting? | この件は別の会議で話しませんか。 |
まとめ・締めくくるときのフレーズ
| 英語 | 日本語訳 |
|---|---|
| To sum up, we’ve agreed to change the deadline. | まとめると、締め切りを変更することで合意しました。 |
| Let’s go over the action items. | 次にやることを確認しましょう。 |
| I’ll send the minutes after the meeting. | 会議のあとで議事録をお送りします。 |
| Thank you for your time today. | 本日はお時間をいただきありがとうございました。 |
司会役でなくても、始め方や締め方の表現を知っておくと、流れの区切りに気づきやすくなります。まずは自分が担当することの多い場面から覚えていきましょう。
意見を言う・賛成・反対するときのフレーズ
英語の会議では、黙って聞いているだけだと「意見がない」と受け取られることがあると言われます。長く話す必要はないので、短い一言で意見や反応を伝えられるようにしておくと安心です。
意見を言うとき
| 英語 | 日本語訳 |
|---|---|
| I think we should start with a small test. | まずは小さく試してみるべきだと思います。 |
| From my perspective, the cost is the main issue. | 私の立場から見ると、一番の問題はコストです。 |
| Could I add something? | 少し付け加えてもいいですか。 |
| May I make a suggestion? | 提案してもよろしいでしょうか。 |
賛成するとき
| 英語 | 日本語訳 |
|---|---|
| I agree with you. | あなたの意見に賛成です。 |
| That’s a good point. | それは良い指摘ですね。 |
| That makes sense to me. | なるほど、納得です。 |
反対する・別の意見を出すとき
| 英語 | 日本語訳 |
|---|---|
| I see your point, but I’m a little worried about the timing. | おっしゃることは分かりますが、時期が少し心配です。 |
| I have a slightly different view. | 私は少し違う考えです。 |
| I’m not sure I agree with that. | その点には賛成しかねます。 |
| Have we considered another option? | 別の案も検討しましたか。 |
反対意見は「受け止める→意見→理由」の順で
反対するときは、いきなり否定するのではなく、I see your point(おっしゃることは分かります)などで相手の意見を受け止めてから、自分の意見と理由を続けると、角が立ちにくくなります。理由は because ~ で一言添えるだけでも十分です。
聞き取れない・確認したいときのフレーズ
英語の会議で一番困りやすいのが、「聞き取れなかった」「意味があいまいなまま話が進んでしまう」という場面です。分かったふりをして後で食い違うより、その場で確認するほうが相手にとっても助かります。聞き返すことは失礼ではないので、定番の表現を持っておきましょう。
| 英語 | 日本語訳 |
|---|---|
| Sorry, could you say that again? | すみません、もう一度言っていただけますか。 |
| Sorry, I didn’t catch the last part. | すみません、最後の部分が聞き取れませんでした。 |
| Could you speak a little more slowly? | もう少しゆっくり話していただけますか。 |
| Just to clarify, do you mean next Friday? | 確認ですが、来週の金曜日という意味でしょうか。 |
| Let me make sure I understand. | 理解が合っているか確認させてください。 |
| Could you explain that in a bit more detail? | もう少し詳しく説明していただけますか。 |
オンライン会議では、音声のトラブルを確認する表現も役に立ちます。詳しい使い方は「「聞こえますか」は英語で?Can you hear me okay? の使い方」や「「ちょっと待って」は英語で?Hold on a second. の使い方」で紹介しています。
また、その場で答えられない質問を受けたときは、無理に答えずに「確認してから返事をする」と伝えるのが安全です。表現は「「確認して折り返します」は英語で?Let me check and get back to you.の使い方」を参考にしてください。
丁寧さの度合いと、日本人がやりがちな失礼な言い方
英語には日本語ほどはっきりした敬語はありませんが、言い方によって丁寧さの度合いは変わります。とくに何かをお願いするときは、表現の選び方で印象が大きく変わります。
依頼するときの丁寧さの目安
| 丁寧さ | 英語 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| カジュアル | Can you send me the file? | ファイルを送ってくれる? |
| 標準的に丁寧 | Could you send me the file? | ファイルを送っていただけますか。 |
| より丁寧 | Would you mind sending me the file? | ファイルを送っていただいてもかまいませんか。 |
| かなり丁寧 | I was wondering if you could send me the file. | ファイルをお送りいただけないかと思いまして。 |
社内の会議なら Could you ~? を基本にしておけば、多くの場面で問題になりにくいでしょう。社外の相手や目上の人、相手に手間をかけるお願いのときは、Would you mind ~? などより丁寧な形を選ぶと安心です。
きつく聞こえやすい言い方と言い換え
| やりがちな言い方 | 言い換えの例 | 理由 |
|---|---|---|
| Please send me the report. | Could you send me the report? | please をつけても命令形なので、指示に聞こえることがある |
| Do you understand? | Does that make sense? | 相手の理解力を疑っているように聞こえることがある |
| You’re wrong. | I see it a little differently. | 相手を否定する言い方は強すぎる |
| I want you to check this. | Could you check this for me? | 自分の要求をそのまま押しつける印象になりやすい |
| You should change the plan. | Maybe we could change the plan. | should は場面によって押しつけがましく聞こえる |
| What? | Sorry, could you say that again? | 一言だけの聞き返しはぶっきらぼうに聞こえやすい |
「please をつければ丁寧」とは限りません
日本語の「〜してください」の感覚で Please + 動詞 を使うと、相手によっては上から指示されているように感じることがあります。お願いするときは、Could you ~? のような疑問文の形を基本にするのがおすすめです。
謝りすぎにも注意
反対に、Sorry を何度も繰り返したり、My English is not good と前置きしすぎたりすると、自信がない印象を与えることがあります。聞き返すときの Sorry は一度で十分です。
会議フレーズを本番で使えるようにする練習の手順
フレーズは「知っている」だけでは、会議の緊張した場面ではなかなか口から出てきません。読んで覚える段階から、声に出して使う段階に進めることが大切です。次の手順で、少しずつ使える表現を増やしていきましょう。
- 自分の会議でよく出る場面を3つ選ぶ(例:意見を言う・聞き返す・締めくくる)
- 場面ごとにフレーズを1〜2個だけ選び、ノートやスマホにまとめる
- 自分の業務に合わせて単語を入れ替え、「自分用の例文」にする
- 例文を1日数回、声に出して音読する(慣れてきたらシャドーイングも)
- オンライン英会話などで、会議の場面を想定したロールプレイをする
- 本番の会議のあと、言えなかったことを英語で書き出し、次の練習に回す
音読やシャドーイングのやり方は「シャドーイングのやり方【初心者向け6ステップ】」で詳しく解説しています。独学で基礎から積み上げたい方は「英会話を独学で身につけるやり方」も参考にしてください。
練習のチェックリスト
- よく使うフレーズを、見ないで言えるか
- 自分の業務の単語に入れ替えて言えるか
- 相手の発言を受けて、すぐに反応の一言が出るか
- 聞き取れなかったときに、黙らずに聞き返せるか
会議・商談に近い練習なら、ビジネス英語のコースがあるオンライン英会話
独学の音読だけでは、相手の発言に合わせて返す練習や、予想外の質問に答える練習はしにくいものです。実際の会議や商談に近い練習をしたい場合は、ビジネス英語のコースや教材があるオンライン英会話が向いています。講師を相手に、会議の進行や意見の伝え方をロールプレイできるためです。
一方で、レッスンを予約して受ける時間の確保が必要なことや、ビジネス特化のサービスは一般的なオンライン英会話より料金が高めになる場合があることは知っておきましょう。まずは無料体験で、教材の内容や講師との相性を確かめてから決めるのがおすすめです。
ビズメイツ:ビジネス英語に特化したオンライン英会話
ビズメイツ
は、ビジネス英語に特化したオンライン英会話です。トレーナーは全員ビジネス経験者で、独自カリキュラム「Bizmates Program」は全6レベルに分かれています。料金は毎日1回のプランで月14,850円(税込)、朝5時〜深夜25時まで受けられます。無料体験レッスンは1回(25分)で、体験後に自動で有料プランにならない点も安心材料です。詳しくは「ビズメイツの評判と特徴」で解説しています。
ビズメイツ
PRビジネス英語に特化。トレーナーは全員ビジネス経験者
- 独自カリキュラム「Bizmates Program」は全6レベル
- 朝5時〜深夜25時まで受けられる
- 体験後に自動で有料プランにならない
- 料金
- 毎日1回 月14,850円(税込)
- 無料体験
- 無料体験レッスン1回(25分)
- ビジネス経験のあるトレーナーから、仕事で使う英語を学べる
- レベル別のカリキュラムがあり、初心者でも始めやすい
- 朝5時〜深夜25時まで受けられ、出勤前や帰宅後に使いやすい
- 毎日1レッスンで月14,850円と、日常英会話中心のサービスより料金が高め
- ビジネス英語が中心なので、旅行や趣味の英会話を楽しみたい人には合いにくい
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レアジョブ英会話:目的別の教材から選べる
レアジョブ英会話
は、1回25分のマンツーマンレッスンで、初心者向け・ビジネス・英検対策など目的別の教材があります。料金は月8回4,980円と毎日1回7,980円のプランがあり、朝6時〜深夜1時の予約制です。毎日プランなら月1回、日本人講師に学習相談ができます。7日間の無料トライアルがあるので、ビジネス向けの教材が自分に合うか試してみるとよいでしょう。詳しくは「レアジョブ英会話の評判と特徴」をご覧ください。
レアジョブ英会話
PR朝6時〜深夜1時の予約制。毎日プランと月8回プランを選べる
- 1回25分のマンツーマン
- 毎日プランなら月1回、日本人講師に学習相談ができる
- 初心者向け・ビジネス・英検対策など目的別の教材がある
- 料金
- 月8回 4,980円/毎日1回 7,980円
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- 毎日プランと月8回のプランがあり、自分のペースで選べる
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- 初心者向け・ビジネス・英検対策など、目的別の教材がある
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- ネイティブ講師を多く受けると、ネイティブパスやチケットで費用が上がる
- 予約のキャンセルは開始30分前までなので、直前の予定変更には向かない
学習計画から相談したいならコーチング付きも
「何をどれくらい練習すればいいか分からない」という方は、Bizmates Coaching
のように、日本人コーチの学習指導とビジネス英会話レッスンがセットになったサービスもあります。週1回(15分または30分)日本語でコーチに相談でき、毎日25分のビジネス英会話レッスンが付いて月額34,650円〜(税込)です。料金は高めなので、短期間で集中して取り組みたい方向けといえます。
| サービス | ビズメイツ | レアジョブ英会話 | Bizmates Coaching |
|---|---|---|---|
| 料金 | 毎日1回 月14,850円(税込) | 月8回 4,980円/毎日1回 7,980円 | 月額34,650円〜(税込) |
| 無料体験 | 無料体験レッスン1回(25分) | 7日間の無料トライアル | — |
| 1回の時間 | 25分 | 25分 | レッスン 25分/コーチング 15分または30分 |
| 受講できる時間 | 5時〜25時 | 6時〜25時 | 5:00〜25:00 |
| 講師 | ビジネス経験のあるフィリピン人トレーナーが中心 | フィリピン人講師が中心(日本人・ネイティブ講師も在籍) | ビジネス経験者のトレーナー・日本人コーチ |
| 公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
ほかのサービスも含めて比べたい方は、「ビジネス英語に強いオンライン英会話の比較」もあわせてご覧ください。
よくある質問
英語の会議フレーズは、どれくらい覚えればいいですか?
英語の会議で話についていけないときは、どうすればいいですか?
丁寧すぎる英語は、かえって不自然になりませんか?
英会話の初心者でも、ビジネス英語のレッスンを受けられますか?
まとめ:場面ごとのフレーズを絞って、声に出して練習しよう
英語の会議は、流れと場面ごとの定番フレーズを押さえておくだけで、ぐっと参加しやすくなります。まずは自分がよく出る場面を3つ選び、そのフレーズを声に出して使える状態にしましょう。依頼は Could you ~? を基本にし、please をつけた命令形や Do you understand? のような、きつく聞こえやすい言い方は言い換えるのがおすすめです。
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