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社会人の英語やり直し勉強法|独学の手順・1日の時間目安と失敗例

「学生のころ英語は苦手だった」「仕事で英語が必要になったけれど、何から手をつければいいか分からない」。英語をやり直したい社会人の多くが、最初にこうした悩みを抱えます。忙しい毎日の中で、学生時代のように何時間も机に向かうのは現実的ではありません。

この記事では、社会人が独学で英語をやり直すための手順を、1日の時間の目安とあわせて紹介します。結論から言うと、中学英語の文法と単語を短期間で見直し、「聞く→まねする→話す」へ毎日少しずつ進めることが、遠回りに見えて取り組みやすい方法です。

あわせて、社会人がつまずきやすい失敗とその対策、独学だけでは補いにくい「話す練習」をどうするかまで解説します。読み終えたときに、今日から何をするかを決められる内容にしています。

この記事の要点

  • やり直しは中学英語(文法・基本単語)の見直しから始める
  • 手順は「文法→単語・フレーズ→音に慣れる→話す」の4ステップ
  • 平日は1日30分を目安に、すき間時間を組み合わせる
  • 教材を増やしすぎない・完璧を目指さないことが続けるコツ
  • 独学で補いにくい「話す相手」は、オンライン英会話などで補う方法がある

結論|社会人の英語やり直しは「中学英語の見直し+毎日30分」から

社会人が英語をやり直すときは、いきなり英会話フレーズ集やビジネス英語の教材に飛びつくより、まず中学で習う文法と基本単語を見直すところから始めるのがおすすめです。そのうえで、聞く・まねする・話すの練習に少しずつ広げていきます。

時間の目安は、平日1日30分ほどを、すき間時間に分けて取り組む形です。まとまった時間を毎日とるのは、仕事や家庭の事情で難しいことが多いため、「短くても毎日続けられる形」を最初に作るほうが現実的です。

最初に「何のためにやり直すか」を決める

目的によって、力を入れる部分が少し変わります。細かく決める必要はありませんが、ひとつ軸があると教材選びで迷いにくくなります。

目的 力を入れたいこと 場面の例
日常会話・旅行 基本フレーズ、聞き取り、短い受け答え 道をたずねる、お店で注文する
仕事(メール・会議) 丁寧な言い方、決まった表現、読む・書く 確認の依頼、折り返しの連絡
TOEICなどの試験 文法・語彙、リスニング、時間配分 目標スコアに合わせた対策

どの目的でも、中学英語の土台は共通して役に立ちます。TOEICが目的の方はTOEIC 600点の勉強法|スコア別のやり方と3か月計画の例もあわせて参考にしてください。

社会人のやり直しで中学英語から始めるべき理由

「今さら中学英語なんて」と感じるかもしれませんが、やり直しの出発点として中学英語をすすめるのには理由があります。

理由1:基本的な英文の多くは中学で習う形で組み立てられる

現在形・過去形・未来の表現・疑問文・現在完了・受け身など、日常会話や仕事の基本的なやりとりで使う文の形の多くは、中学で習う範囲に含まれています。たとえば「ここで3年働いています」(I have worked here for three years.)は現在完了、「会議が延期になりました」(The meeting has been postponed.)は現在完了と受け身の組み合わせです。土台の形を押さえておくと、こうした文の仕組みが理解しやすくなります。

理由2:土台がないと、聞いても話しても伸びを感じにくい

文の組み立て方があいまいなまま英会話やリスニングを始めると、聞き取れない原因が「音」なのか「文法・単語」なのか分からず、つまずいたときに直しようがありません。土台を先に整えておくと、分からない部分を自分で見つけやすくなります。

理由3:大人は「理解して覚える」進め方と相性がよい

社会人のやり直しでは、学生時代のような丸暗記よりも、「なぜこの語順になるのか」を理解しながら例文で確かめるほうが、知識を整理しやすくなります。中学文法は範囲が限られているので、全体を見渡しながら短期間で復習しやすいのも利点です。

ポイント

中学英語の見直しは「全部覚え直す」ことではなく、「忘れている部分を見つけて埋める」作業です。すでに分かる単元は飛ばしてかまいません。

社会人の英語やり直し|独学でできる4ステップ

ここからは具体的な進め方です。前のステップを完璧にしてから次へ進む必要はなく、慣れてきたら少しずつ重ねていくイメージで取り組みます。

  1. 中学英語の文法を薄い1冊で見直す
  2. 基本単語と、よく使うフレーズを覚える
  3. リスニングとシャドーイングで英語の音に慣れる
  4. 声に出して「自分の言葉で話す」練習をする

STEP1:中学英語の文法を薄い1冊で見直す

中学3年分の文法が1冊にまとまった、薄めの参考書や問題集を選びます。分厚い本より、最後までやりきれる量のものを選ぶのがコツです。進め方は「解説を読む→例文を声に出して読む→問題を解く→間違えたところに印をつける」の繰り返しで十分です。

期間の目安は1〜2か月ほどです。1周目は分からないところがあっても止まらずに最後まで進め、2周目は印をつけた単元だけを復習すると、早く全体を見渡せます。

STEP2:基本単語と、よく使うフレーズを覚える

単語は、中学レベルの基本単語を中心に、1冊の単語帳を繰り返します。1日に覚える数を増やすより、同じ単語に何度も触れるほうが覚えやすいため、毎日少しずつ前日の分も見直しましょう。

あわせて、場面ごとの決まり文句をまるごと覚えておくと、話す練習にすぐ使えます。たとえば仕事なら「念のため確認させてください」(Just to confirm, the deadline is Friday, right?)や「確認して折り返します」(Let me check and get back to you.)のような表現です。当サイトの「毎日1英文」でも、こうしたフレーズを1つずつ紹介しています。

STEP3:リスニングとシャドーイングで英語の音に慣れる

文法と単語の見直しが進んできたら、英語の音に慣れる練習を加えます。最初は、英文(スクリプト)と音声がそろった、やさしめの教材を使いましょう。文法の参考書に音声がついていれば、それを使うのも手です。

聞くだけでなく、音声のすぐ後を追って同じように声に出す「シャドーイング」を取り入れると、音のつながりやリズムに意識が向きやすくなります。やり方はシャドーイングのやり方【初心者向け6ステップ】教材の選び方と失敗例で詳しく紹介しています。

STEP4:声に出して「自分の言葉で話す」練習をする

最後は、覚えた文法やフレーズを使って、自分で英文を作って話す練習です。独学でも次のような方法で取り組めます。

  • 日本語の短い文を見て、すぐ英語で言う(瞬間英作文)
  • 今日の予定や、したことを英語で独り言のようにつぶやく
  • 自分の話した英語をスマホで録音して聞き直す
  • 1日の出来事を3文ほどの英語日記に書き、声に出して読む

はじめは短く簡単な文で十分です。言えなかった表現をメモしておき、調べて次の日に使ってみる、という流れを作ると練習が積み上がっていきます。独学での会話練習については英会話を独学で身につけるやり方【初心者向け3ステップ】も参考にしてください。

アプリを使う場合

通勤中などのすき間時間に取り組みたいなら、英語学習アプリも選択肢です。たとえばスタディサプリENGLISHは1回3分から取り組めるドラマ仕立ての英語学習アプリで、日常英会話とビジネス英語のコースがあります。料金は月額2,178円〜(税込・新日常英会話ベーシック)で、初回7日間の無料体験があります。

1日の時間の目安と1週間のスケジュール例

平日は30分、週末は少し長めに1時間ほどを目安にすると、無理なく続けやすくなります。30分を一度にとる必要はなく、通勤・昼休み・寝る前などに10分ずつ分けても問題ありません。

平日のスケジュール例(合計30分)

時間帯 時間 やること
朝(通勤中) 10分 教材の音声を聞く、できれば小声でシャドーイング
昼休み 10分 単語帳・フレーズの復習
夜(寝る前) 10分 文法の問題を解く、例文の音読、今日のことを英語で独り言

通勤中に声を出せない場合は聞くだけにして、声に出す練習は家でまとめて行う形でもかまいません。

週末は「1週間の復習」と「話す練習」にあてる

週末は1時間ほどとれると理想です。平日に間違えた問題や覚えきれなかった単語を見直し、残りの時間で独り言や録音など、声に出す練習をします。

時期によって配分を変える

最初の1〜2か月は文法と単語の見直しを中心にし、慣れてきたらリスニングや話す練習の時間を増やしていきます。同じ30分でも、何に使うかを時期ごとに見直すことで、伸び悩みを防ぎやすくなります。

より細かい時間の使い方は英会話の無料勉強法|聞く・読む・話す練習のやり方と1日の時間目安や、英語の勉強は何から?社会人のやり直し4ステップと1日の時間目安でも紹介しています。

社会人の英語やり直しでよくある失敗と対策

やり直しが途中で止まってしまう原因には、いくつかの共通したパターンがあります。始める前に知っておくと、同じつまずきを避けやすくなります。

失敗1:教材を次々に買い替える

「もっといい教材があるはず」と次々に手を出すと、どれも中途半端に終わりがちです。文法・単語・リスニングそれぞれ1つずつに絞り、最後まで使い切ることを優先しましょう。

失敗2:いきなり難しい教材から始める

海外ドラマやニュースは楽しい反面、土台がないうちは分からない部分が多すぎて、続けるのがつらくなりがちです。最初は大部分が理解できるやさしい教材を選ぶと、手ごたえを感じながら進められます。

失敗3:インプットだけで終わってしまう

参考書を読んだり音声を聞いたりするだけでは、話す力は伸びにくいものです。覚えた表現は、その日のうちに声に出して使ってみる習慣をつけましょう。

失敗4:最初から長時間の計画を立てる

やる気がある最初のうちに「毎日2時間」などと計画すると、忙しい日が続いたときに崩れやすくなります。「忙しい日でもこれだけはやる」という最低ラインを5分ほどに決めておくと、まったくやらない日を減らせます。

失敗5:完璧を目指して止まってしまう

文法をすべて理解してから話そう、と考えると、いつまでも話す練習に進めません。間違えるのは練習の一部と考え、ある程度分かったら次へ進むくらいの気持ちで大丈夫です。

続けるためのチェックリスト

  • 教材は分野ごとに1つずつに絞っている
  • 今の自分に合ったやさしさの教材を使っている
  • 覚えた表現を声に出して使っている
  • 忙しい日の最低ライン(5分など)を決めている
  • 間違いを気にしすぎず、先に進めている

続かないときの対策は英語の勉強が続かない人へ|理由別の対策と習慣化の3つのコツでも詳しくまとめています。

よくある質問

社会人になってからでも英語はやり直せますか?
社会人になってからでも、中学英語の見直しから順に進めれば、使える英語を少しずつ増やしていくことはできます。ただし、伸びるまでの期間には、学習時間やもともとの英語の力によって個人差があります。今の生活に合う方法で続けることを大切にしましょう。
どれくらい続ければ効果を感じられますか?
学習時間やもともとの英語の力によって大きく変わるため、一概には言えません。「英文を読んで分かる部分が増えた」「聞き取れる単語が増えた」など、小さな変化をメモしておくと、成長を実感しやすくなります。
文法が苦手でも、文法から始めたほうがいいですか?
苦手意識がある方ほど、薄い1冊で全体をざっと見直すことをおすすめします。難しい用語を覚える必要はなく、例文を声に出しながら「こういう形で言うのか」と確かめる程度で十分です。分からない単元は印をつけて先に進み、2周目で復習しましょう。
TOEICの勉強から始めてもいいですか?
仕事でスコアが必要な場合は、TOEICを目標にするのもよい方法です。ただ、中学文法があいまいなままだと問題集が難しく感じやすいため、まず文法の見直しを済ませてから問題演習に入ると進めやすくなります。
独学だけで英語を話せるようになりますか?
文法・単語・フレーズの準備や、独り言・録音による話す練習は独学でも十分に取り組めます。一方で、相手の言葉を聞いてその場で返すやりとりは、実際に話す相手がいないと練習しにくい部分です。次の見出しで、その補い方を紹介します。

まとめ|独学で土台を作り、話す練習はオンライン英会話で補う

社会人の英語やり直しは、中学英語の文法と基本単語を見直し、英語の音に慣れ、声に出して話す、という順に、平日1日30分ほどを目安に進めるのが取り組みやすい方法です。教材を絞り、完璧を目指さず、短くても毎日続けることを意識しましょう。

独学の限界は「話す相手」がいないこと

独り言や録音で話す練習はできますが、独学ではどうしても補いにくい部分があります。それは、相手の言葉を聞いてその場で返すやりとりの練習と、自分の英語が相手に伝わるかどうかの確認です。話す練習の相手がいないことが、独学の限界といえます。

そこを補う方法のひとつがオンライン英会話です。自宅からパソコンやスマホで講師と話せるため、通学の時間をとりにくい社会人でも、独学の流れの中に「話す時間」を組み込みやすくなります。ただし、レッスンを受けるだけで話せるようになるわけではありません。独学で準備した文法やフレーズを実際に使ってみる場として活用するのがおすすめです。使い方のコツはオンライン英会話の効果は?伸びる人の特徴と効果を高める使い方で紹介しています。

やり直し中の社会人が選ぶときのポイント

  • 1回のレッスンが短めで、忙しい日でも受けやすいか
  • 予約の取り方(予約不要か、決まった時間に予約するか)が生活に合うか
  • 初心者向けの教材や、中学文法の復習があるか
  • 無料体験の条件(期間・回数・カード登録の有無)

たとえば、初心者が始めやすい特徴を持つサービスには次のようなものがあります。

サービスAlevaネイティブキャンプレアジョブ英会話
料金月額4,950円〜(税込・時間帯プラン)/スタンダード 7,480円月額7,480円(税込・プレミアムプラン)月8回 4,980円/毎日1回 7,980円
無料体験8日間の無料体験(カード登録が必要)7日間の無料体験(期間中はレッスン回数無制限)7日間の無料トライアル
1回の時間10分または25分最大25分25分
受講できる時間5:00〜24:00(プランによって違う)24時間365日6時〜25時
講師研修を受けたフィリピン人講師世界各国の講師(日本人・ネイティブ講師も在籍)フィリピン人講師が中心(日本人・ネイティブ講師も在籍)
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月額4,950円〜(税込・時間帯プラン)/スタンダード 7,480円
無料体験
8日間の無料体験(カード登録が必要)
  • 10分レッスンで、初心者でも負担が少なく始められる
  • 時間帯を絞ったプランなら月4,950円で続けられる
  • 予約不要のレッスンがあり、思い立ったときに受けられる
  • 講師はフィリピン人講師で、ネイティブ講師・日本人講師の記載はない
  • レッスン回数は1日の上限が決まっていて、受け放題ではない
  • 納めた受講料は原則返金されず、日割りもない

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ネイティブキャンプは、予約なしの「今すぐレッスン」が回数無制限で、24時間365日受けられます。5〜25分の間で自由にレッスンを終えられるので、すき間時間に話す練習を入れたい人に合いやすいサービスです。7日間の無料体験があり、期間中もレッスン回数は無制限です。

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