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英語の勉強は何から?社会人のやり直し4ステップと1日の時間目安

「英語をやり直したいけれど、何から手をつければいいのか分からない」。社会人になってから英語の勉強を再開しようとすると、単語帳、文法書、アプリ、オンライン英会話と選択肢が多く、最初の一歩で迷いやすくなります。

この記事は、学生時代からしばらく英語を離れていた社会人の方に向けたものです。英語の勉強を始める順番、1日の時間の目安、つまずきやすいポイントを整理しました。独学でできることを中心に書いています。

先に結論をお伝えすると、やり直しの英語は「目的を決める → 中学英語の復習 → 音読・リスニング → 話す練習」の順で進めるのがおすすめです。いきなり難しい教材や英会話に飛び込むより、土台を固めてから少しずつ「使う」練習に移るほうが、遠回りに見えても結果的に進めやすくなります。

この記事のポイント

  • 最初にやるのは「目的を決める」と「中学英語の復習」
  • 土台ができてきたら、音読・シャドーイングで「聞く・口に出す」練習へ進む
  • 1日の目安は平日30分程度から。短くても毎日続けることを優先する
  • インプットだけ・教材の買いすぎ・完璧主義はよくある失敗
  • 独学の限界は「話す相手がいないこと」。そこはオンライン英会話などで補える

結論:英語の勉強は「中学英語の復習」から始めるのが近道

英語の勉強を何から始めるか迷ったら、まずは中学校で習う文法と基本的な単語の復習から始めるのがおすすめです。英会話もTOEICも、土台になっているのは中学英語で学ぶ文の組み立て方だからです。

そのうえで、次の順番で「分かる」から「使える」へ少しずつ移っていきます。

ステップ やること ねらい
STEP 1 中学文法の復習 英文の組み立て方を思い出す
STEP 2 よく使う単語を覚える 使える語彙を増やす
STEP 3 音読・シャドーイング 聞き取る力と発音を鍛える
STEP 4 独り言・瞬間英作文 自分の言葉で英文を作る準備をする

大切なのは、前のステップを完全に終わらせてから次へ進むのではなく、7割ほど身についたら次を重ねていくことです。たとえば文法の復習をしながら、並行して短い英文の音読を始めても問題ありません。

なお、中学英語にはすでに自信がある人は、STEP 1を軽めにしてSTEP 3・4に時間を多く使うとよいでしょう。どこから始めるべきかは、このあと紹介するチェック項目で確認できます。

なぜ中学英語から?やり直しに向いている3つの理由

日常会話の基本は中学英語で組み立てられる

「I want to 〜」「Can you 〜?」「I have been 〜」など、日常会話でよく使う表現の多くは、中学で習う文法と単語で作れます。難しい単語や言い回しを覚える前に、基本の型を使いこなせるようにするほうが、話せる場面は広がりやすくなります。

土台がないと、聞く・話す練習が空回りしやすい

文の組み立て方があいまいなままリスニングや英会話に取り組むと、「聞こえた単語は分かるけれど、文としての意味がつかめない」「言いたいことを文にできない」という状態になりがちです。土台があると聞いた英文を理解しやすくなり、話すときも単語を並べる順番に迷いにくくなります。

「分かる」実感が、続ける力になる

社会人の英語学習で大きな課題になるのは、続けることです。中学英語は一度習った内容なので思い出しやすく、「前より分かる」という手応えを得やすいのが利点です。最初に小さな成功体験を積むことが、その後の学習を続ける支えになります。

始める前に決めておきたい2つのこと:目的と今のレベル

目的:何のために英語を勉強するのか

同じ「英語の勉強」でも、目的によって重点が変わります。海外旅行で困らない程度に話したいなら日常会話の表現と聞き取り、仕事で使うならメールや会議の表現、昇進や転職のためにTOEICのスコアが必要なら試験の形式に慣れる練習、といった具合です。

目的は「半年後に海外旅行で注文や道を聞くことができる」「TOEICで600点を取る」のように、時期と場面をできるだけ具体的にしておくと、教材選びや時間の使い方に迷いにくくなります。TOEICが目的の方は、TOEIC 600点の勉強法|スコア別のやり方と3か月計画の例も参考にしてください。

今のレベル:中学英語がどのくらい残っているか

次の項目で、今の自分の状態をざっくり確認してみましょう。あてはまらない項目が多いほど、STEP 1の文法の復習に時間をかける価値があります。

今のレベルをざっくり確認

  • be動詞と一般動詞の違いを説明できる
  • 過去形と現在完了形の違いがなんとなく分かる
  • 関係代名詞(who / which / that)を使った文を読める
  • 中学レベルの短い英文を、辞書なしで読んで意味が取れる
  • 自己紹介を英語で3文ほど言える

すべてにあてはまる人は、文法はさっと確認する程度にして、音読や話す練習に早めに進んでかまいません。

具体的なやり方:社会人のやり直し英語4ステップ

ここからは、実際の勉強の進め方を順番に紹介します。全体の流れは次のとおりです。

  1. 中学文法を薄い参考書1冊でざっと復習する
  2. よく使う単語を、例文と音声とセットで覚える
  3. 音読とシャドーイングで、聞く力と口の動きを鍛える
  4. 独り言と瞬間英作文で、自分の言葉で英文を作る練習をする

STEP 1:中学文法を1冊でざっと復習する

中学3年分の文法をまとめた、薄めの参考書や問題集を1冊選びます。分厚い文法書を最初から読み込むより、1冊を最後まで終わらせることを優先しましょう。分からない部分があっても立ち止まりすぎず、印を付けて2周目で見直すくらいで十分です。期間は人によって違いますが、1日20〜30分ほどで1〜2か月程度をひとつの目安にするとよいでしょう。

STEP 2:よく使う単語を、例文と音声で覚える

単語は日本語訳だけを覚えるより、例文の中で、音声を聞きながら覚えるほうが会話やリスニングで使いやすくなります。まずは中学〜高校基礎レベルのよく使う単語から始め、通勤時間などのすき間時間に、音声付きの単語帳やアプリでくり返し触れるのがおすすめです。

STEP 3:音読とシャドーイングで「聞く・口に出す」

文法と単語の土台ができてきたら、意味の分かる英文を声に出して読む「音読」と、音声を少し遅れて追いかけて真似する「シャドーイング」に取り組みます。最初は文法の参考書の例文や、中学レベルのやさしい英文で十分です。やり方はシャドーイングのやり方【初心者向け6ステップ】で詳しく解説しています。

音声付きの教材を毎日少しずつ進めたい場合は、学習アプリを使うのもひとつの方法です。たとえばスタディサプリENGLISHは1回3分から取り組めるドラマ仕立ての英語学習アプリで、初回7日間の無料体験があります。詳しくはスタディサプリENGLISHの評判と特徴でまとめています。

STEP 4:独り言と瞬間英作文で「自分の言葉」を作る

最後は、自分の言いたいことを英語にする練習です。「今日は朝から雨だった」「明日は会議がある」など身の回りのことを英語でつぶやく独り言や、日本語の短い文を見てすぐ英語にする瞬間英作文が手軽です。書いた英文が正しいか不安な場合は、アイディーのような英文添削サービスで確認してもらう方法もあります。

1日の時間の目安:平日30分から始めるスケジュール例

社会人のやり直し英語なら、まずは平日は1日30分程度、休日は60分程度を目安にすると、無理なく続けやすくなります。30分を毎日続けると、1か月でおよそ15時間になります。週に1回まとめて勉強するより、短い時間でも毎日英語に触れるほうが、忘れる前に復習でき、習慣にもなりやすいからです。

30分を一度にとれない場合は、10分ずつに分けてもかまいません。次は1日の過ごし方の例です。

場面 やること 時間の目安
通勤・移動中 単語の音声を聞く、単語アプリで復習する 10分
昼休み・すき間時間 文法の参考書を1項目進める 10分
夜・寝る前 音読・シャドーイング、独り言 10分
休日 1週間分の復習、苦手な文法の見直し 30〜60分

勉強する時間帯をあらかじめ決めておくと、「今日はいつやろう」と迷う時間が減ります。歯みがきや通勤のように、毎日必ずある行動とセットにするのもよい方法です。

忙しくて30分が難しい日は、「単語アプリを5分だけ」「例文を3回音読するだけ」など最低ラインを決めておくと、学習が途切れにくくなります。続けるための工夫は英語の勉強が続かない人へ|理由別の対策と習慣化の3つのコツでも紹介しています。

やり直し英語でよくある失敗と対策

インプットだけで終わってしまう

単語帳や文法書を進めることに集中しすぎて、声に出したり英文を作ったりする時間がないと、「知っているのに使えない」状態になりがちです。覚えた例文は音読する、1日1文は自分で英文を作るなど、小さくてもアウトプットを組み込みましょう。

教材を買いすぎて、どれも中途半端になる

やる気がある最初の時期ほど、参考書やアプリを次々と増やしてしまいがちです。教材が多いとどれも途中でやめてしまい、達成感を得にくくなります。文法用・単語用・音読用でそれぞれ1つずつに絞り、終わってから次を選ぶのがおすすめです。

完璧を目指して先に進めない

「この単元を完全に理解してから次へ」と考えると、なかなか前に進めません。語学はくり返す中で定着していくものなので、7割ほど分かったら次へ進み、2周目・3周目で穴を埋めていくほうが効率的です。

いきなり難しい教材から始める

海外ドラマやニュースで勉強したいという気持ちは大切ですが、土台がないうちは聞き取れない部分が多く、何が分からないのかも分かりにくくなります。最初は自分のレベルより少しやさしい教材を選び、慣れてから少しずつレベルを上げていきましょう。

「話すのは完璧になってから」は先延ばしになりがち

話す練習を「文法が完璧になってから」と後回しにすると、いつまでも話す機会がこないことがあります。STEP 3に入ったころからは、短い時間でも実際に英語で話す場面を作ることを意識しましょう。

よくある質問

文法と単語は、どちらを先に勉強すればいいですか?
どちらか一方だけを先に終わらせる必要はありません。文法の復習を軸にしながら、すき間時間で単語にも触れる進め方がおすすめです。文法の例文に出てくる単語をそのまま覚えていくと、両方を同時に進められます。
どのくらい勉強すれば英語を話せるようになりますか?
今のレベル、目標、1日にとれる時間によって大きく変わるため、一概には言えません。まずは「中学文法を一通り復習する」「自己紹介を英語で1分話せるようにする」など、1〜2か月で届きそうな小さな目標を立て、達成できたら次の目標を決める進め方がおすすめです。
独学だけで英会話はできるようになりますか?
文法・単語・リスニング・音読などは独学でも進められます。一方で、相手の質問を聞いてその場で答える「やりとり」の練習は、一人では再現しにくい部分です。独学の進め方は英会話を独学で身につけるやり方【初心者向け3ステップ】も参考にしてください。
TOEICの勉強から始めてもいいですか?
仕事などでスコアが必要なら、TOEICを目標にするのはよい選択です。ただし、文法や単語の土台があいまいなまま問題集だけを解くと、伸び悩むことがあります。中学英語の復習と並行して進めると取り組みやすくなります。
オンライン英会話はいつから始めればいいですか?
文法の復習が完璧になるまで待つ必要はありません。中学英語の復習を始めて、基本的な文の型を思い出してきた段階で始めても大丈夫です。初心者向けの教材や短いレッスンがあるサービスを選ぶと、無理なく始めやすくなります。

まとめ:独学の限界は「話す相手がいないこと」。オンライン英会話で補う方法も

英語の勉強を何から始めるか迷ったら、まずは目的を決め、中学英語の復習から始めましょう。そのうえで単語、音読・シャドーイング、独り言・瞬間英作文と、少しずつ「使う」練習に移っていくのが、社会人のやり直しで取り組みやすい順番です。

ここまでの内容は、ほとんど独学で進められます。ただし独学には、実際に話す練習の相手がいないという限界があります。独り言や瞬間英作文で準備はできても、相手の英語を聞き取り、その場で考えて返すやりとりは、相手がいなければ練習しにくい部分です。

そこを補う方法のひとつがオンライン英会話です。自宅から講師とマンツーマンで話せるので、独学で身につけた文法や表現を実際に使ってみる場として活用できます。効果を高める使い方はオンライン英会話の効果は?伸びる人の特徴と効果を高める使い方で解説しています。初心者が始めやすい特徴を持つサービスには、たとえば次のようなものがあります。

中学文法の復習から始めたい人:Aleva

Alevaは初心者向けのオンライン英会話で、1回10分のレッスンから始められ、中学文法の復習から取り組めます。予約不要の「まもなくレッスン」もあり、予約料や講師の指名料は0円です。料金は月額4,950円〜(税込・時間帯プラン)で、8日間の無料体験があります(カード登録が必要です)。

好きな時間に気軽に話したい人:ネイティブキャンプ

ネイティブキャンプは、予約なしの「今すぐレッスン」を回数無制限で受けられ、24時間365日利用できます。5〜25分の間で自由にレッスンを終えられるので、短い時間から話す練習を始めたい人にも合わせやすいサービスです。料金は月額7,480円(税込・プレミアムプラン)で、7日間の無料体験の期間中もレッスン回数は無制限です。

予約して計画的に続けたい人:レアジョブ英会話

レアジョブ英会話は朝6時〜深夜1時の予約制で、1回25分のマンツーマンレッスンです。月8回 4,980円と毎日1回 7,980円のプランがあり、毎日プランなら月1回、日本人講師に学習相談ができます。7日間の無料トライアルがあります。

サービスAlevaネイティブキャンプレアジョブ英会話
料金月額4,950円〜(税込・時間帯プラン)/スタンダード 7,480円月額7,480円(税込・プレミアムプラン)月8回 4,980円/毎日1回 7,980円
無料体験8日間の無料体験(カード登録が必要)7日間の無料体験(期間中はレッスン回数無制限)7日間の無料トライアル
1回の時間10分または25分最大25分25分
受講できる時間5:00〜24:00(プランによって違う)24時間365日6時〜25時
講師研修を受けたフィリピン人講師世界各国の講師(日本人・ネイティブ講師も在籍)フィリピン人講師が中心(日本人・ネイティブ講師も在籍)
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料金や無料体験の条件は変わることがあるため、申し込む前に公式サイトで最新の内容をご確認ください。ほかのサービスも含めて比べたい方は、初心者向けオンライン英会話の比較|話せなくても続けやすいサービスの選び方をあわせてご覧ください。

まずは今日、中学文法の1項目と5分の音読から始めてみましょう。独学で土台を作りながら、無料体験で「話す練習」を一度試してみると、自分に合う続け方が見えてきます。

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